映画『ビー・バップ・ハイスクール』の成功を語る上で欠かせないのが、講談社『ヤングマガジン』で連載されたきうちかずひろによる原作漫画の存在だ。不良少年たちのリアルな生態、緻密なストーリーテリング、そして独特のユーモアと暴力描写のバランスは、当時の漫画界に革命をもたらした。
映画版はその原作のエッセンスを忠実に再現しつつ、実写ならではのダイナミズムを融合させた。漫画のキャラクターがそのまま現実世界に飛び出してきたかのような小沢仁志のヘビ次や、個性豊かな不良たちのキャスティングは、今見ても完璧と言うほかない。きうちかずひろが描いた濃密な世界観と東映映画の荒々しいエネルギーが見事に合致した結果、時代を超えて愛される不滅の名作が誕生した。