ネット上の掲示板やレビューにおいて、時折見受けられるのが「オードリーと日向坂の内輪ノリが過密すぎて、新規の視聴者が入り込めないのではないか」という指摘です。
しかし、実際の番組構造を冷静に分析すると、この批判には大きな誤解が含まれています。番組の企画自体は「学力テスト」「大喜利」「プレゼン対決」「料理ロケ」といった、日本のテレビバラエティにおける王道フォーマットを極めて忠実に踏襲しています。表面的なテロップのネタこそマニアックであるものの、笑いのロジック自体は「フリとオチ」「緊張と緩和」というお笑いの基本原則に極めて忠実です。
つまり、メンバーの名前や過去の人間関係を知らない初見の視聴者であっても、「オードリーという超一流芸人が、妙にガッツのある女の子たちと本気でやり合っているコント」として十分に成立しています。文脈を知れば知るほど面白くなる重層構造を持ちつつ、初見でも純粋なコント番組として笑える門戸の広さを持っている点こそが、単なる内輪受け番組と一線を画す証拠です。