ツールドフランス2026の日程とコース設計は、1903年の第1回大会以来となる「パリ以外での最終ゴール」という歴史的変則日程が採用されました。
例年シャンゼリゼ通りで行われる祝祭的なパレード走行ではなく、南仏ニースが最終ゴールに選ばれた理由は、直後に開幕を控えていたパリ2026オリンピック・パラリンピック競技大会に伴う大規模な警備・交通規制・都市インフラへの過負荷を避けるためでした。
この変更により、開幕地であるイタリア・フィレンツェからスタートしたプロトン(集団)は、第9ステージの未舗装路(グラベル)セクション、ピレネーとアルプスの過酷な山岳ステージを経て、最終日にモナコからニースへと抜ける33.7kmの個人タイムトライアルで決着を迎えるという、1989年(レモン対フィニョンの8秒差劇)以来の緊迫したフィナーレを体験することになりました。