電ファミニコゲーマーの評判と独立劇の裏側|熱狂を生む理由と真実

電ファミニコゲーマーの評判と独立劇の裏側|熱狂を生む理由と真実

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電ファミニコゲーマーは、2016年2月にドワンゴがカルチャー・コンビニエンス・クラブ(CCC)などと連携して立ち上げたゲーム情報ポータルサイト「電ファミ」を前身とします。初代編集長に就任したのは、かつて『週刊ファミ通』の副編集長を務め、ゲームジャーナリズムの第一線で数々の名企画を手がけてきた平信一氏でした。

当時、多くのWebメディアが検索エンジン最適化(SEO)による短文のコピペ記事や、クリックベイトと呼ばれる扇情的なタイトルでPVを稼ぐ手法に傾倒していました。その中にあって、電ファミが掲げたのは「ゲームの面白さを言語化し、クリエイターの思想を歴史に残す」という、徹底した取材主義と文脈(コンテクスト)の重視です。

転機が訪れたのは2019年3月でした。ドワンゴの経営体制刷新と事業再編に伴い、メディアの存続が岐路に立たされた際、平信一編集長はメディアを畳むのではなく、自ら受け皿となる株式会社マレを設立。MBO(マネジメント・バイアウト)の形で電ファミニコゲーマーの運営権を買い取り、ドワンゴから完全に独立する道を選びました。

関係者の証言や当時の公式発表によると、この独立は「収益性のみを追求する大手プラットフォームの論理から脱却し、編集の独立性とジャーナリズムの質を守るための決断」であったとされています。独立後のマレ体制では、クラウドファンディングの活用や企業とのタイアップ記事の質的担保、さらにはファンコミュニティの構築など、独立系メディアとしての自律的なエコシステムを着実に築き上げています。

中川 明日香
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中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。