青果売り場に並ぶいんげんを手にして、多くの人が迷うのが「沸騰した鍋に何分入れておくべきか」という問題です。料理番組やネット上のレシピでは「2〜3分」と大雑把に記されることも多いですが、現場のプロや調理科学の実験データでは、「90秒(1分30秒)から120秒(2分)」が明確な境界線とされています。
ニチレイフーズの検証データによれば、サラダや和え物など素材のクリスピーな食感を楽しみたい場合は90秒、胡麻和えや小さな子ども・高齢者向けに少ししんなりさせたい場合でも2分(120秒)で鍋から引き上げるのが理想とされています。2分30秒を超えると、さやの内部にある細胞壁のペクチンが急速に崩壊し、噛んだ瞬間に中から青臭い水分が溢れ出す「水ぶくれ」状態に陥ってしまいます。