リズムネタでブレイクした芸人は、ブームが去ると「一発屋」の烙印を押され、淘汰されるケースが少なくない。お笑い芸能界の厳しさを物語る象徴的な出来事として、かつてサイン会で参加者が「ゼロ人」だったという高木の哀愁漂うツイートが話題になったこともある。
しかし彼らは腐らなかった。地方営業や劇場の舞台に立ち続け、自らの代名詞であるネタを磨き続けた。自分たちの不遇すらも哀愁を帯びたユーモアへと変え、愚直にステップを踏み続けた日々の蓄積が、いま「愛されるレジェンド」としての信頼感を生み出している。嘲笑を歓声に変えたのは、他でもない彼らの継続力だった。