公の場で披露される気品ある笑顔と、誰に対しても自然体で接される物腰から、信子妃殿下のお人柄は「非常に快活で情に厚く、気さくな性格」として広く知られています。そのバックボーンには、戦後日本を牽引した吉田茂元首相を祖父に持ち、麻生セメント会長を務めた麻生太賀吉氏を父に持つ名門・麻生家の自由闊達な家風がありました。
英国留学を経験された信子さまは、欧州の洗練されたマナーや自立した女性像を若くして体得されました。宮内庁関係者や長年親交のある知人らの証言によると、形式にとらわれすぎず、現場のスタッフや警備員に対しても「お疲れさまです、寒くはありませんか」と労いの言葉をかけられるなど、細やかな気遣いが自然にできる方として定評があります。
一方で、ご自身の信念を決して曲げない「一本筋の通った強さ」も持ち合わせています。皇室という伝統と厳格な規律に縛られた環境下でも、ご自身のアイデンティティを見失わず、率直に物事を表現される姿勢は、時に周囲との摩擦を生むこともありましたが、それこそが信子さまの飾らない人間的魅力でもありました。