確定判決が出た後も、そして被告人がこの世を去った後も、解決していない疑問は山積している。被害者たちから巻き上げられた数千万円に上る金の行方は、現在に至るまで大部分が不明のままだ。豪遊やギャンブルで浪費されたとされるが、第三者への資金流出や隠匿の可能性を追及する調査報道は今も続いている。
さらに、事件発生当時は報復を恐れて口を閉ざしていた関係者たちが、彼女の死を契機に少しずつ重い口を開き始めている。かつて同居していた男性の一人は、取材に対し「彼女がいなくなった今でも、ふとした瞬間にあの平屋の記憶が蘇り、足がすくむ」と語った。支配の呪縛は、肉体の死をもってしても完全には解けていない。鳥取連続不審死事件が遺した暗い影は、人間が人間を支配するという根源的な恐怖の記録として、未来へと語り継がれていくことになるだろう。 (出典: 上田 美由紀(Yahoo!ニュース))
詳細を見る詳細を見る詳細を見る