市販洗剤の秘められたポテンシャルを引き出す方法について、現場の知見が集積するハウスクリーニング業界のプロに話を聞いた。住宅用洗剤として絶大な人気を誇るウタマロクリーナーは、中性でありながら皮脂汚れや石鹸カスを強力に乳化させる優れものだ。
しかし、水垢と油分が層になったドア汚れには、単体使いよりも「段階的なアプローチ」が効果を発揮する。花王株式会社などが開発する強力な塩素系カビ取り剤や酸性クリーナーを使用する前に、まずウタマロで表面の皮脂膜をオフにしておく。こうすることで、後から使うメイン薬剤が汚れの奥深くまで直接浸透するのだ。
清掃サービスの最大手である株式会社ダスキンでも、汚れの成分を見極めた薬剤の多層アプローチが基本とされている。洗剤を同時に混ぜるのは厳禁だが、順番を守って正しく使うことこそが、最短ルートでピカピカにするプロの技術だ。