寺田心さんの家庭環境が世間の注目を集める決定的なきっかけとなったのは、2016年4月17日放送のフジテレビ系トーク番組『ボクらの時代』での一幕でした。
当時7歳だった寺田さんは、同じく人気子役として活躍していた鈴木福さん、加藤憲史郎さんとともに出演。食卓を囲む和やかなトークの中で、父親の話題が自然に振られた際、寺田さんは少しの淀みもなく、穏やかな笑顔を浮かべてこう口にしました。
「僕、お父さんいないんで。」
この無邪気かつ潔い告白は、共演者のみならずスタジオの大人たちを思わず絶句させ、視聴者の間でも瞬く間に大きな話題となりました。さらに年月を経た2026年6月6日放送のテレビ朝日系『徹子の部屋』に出演した際にも、高校生になった彼自身の言葉で「母は女手一つで僕を育ててくれている」と、母親への深い敬意と感謝が改めて語られています。
ネット上では「父親不在の理由」について、主に以下の2つの推測が取り沙汰されてきました。
- 死別説:幼い頃から父親の記憶がほとんど見受けられないことや、遺影や仏壇に関するネット上の憶測から囁かれた説。
- 離婚説:母親が名古屋で実家を頼りながら一人で生計を立て、子役活動を支えていた背景から浮上した説。
結論として、父親と死別したのか、あるいは離婚によるものなのかについて、寺田さん本人や所属事務所から公式な理由は一切公表されていません。しかし、本人がテレビカメラの前で隠し立てすることなく自然体で語っている様子や、暗い翳りを一切感じさせない言動を見る限り、父親が不在である事実を家族全員で受け入れ、それを乗り越えて前向きな信頼関係を築き上げてきたことは紛れもない事実です。