運営会社である株式会社TOAIが提示する「ジャンボカラオケ広場 利用規約」には、予約に関する明確な遵守事項が記載されています。規約内では、利用者が事前の通知なく予約時刻に現れず、連絡も取れない場合について、店舗側の判断で予約を解除できる旨とともに、営業に著しい損害を与えた場合の損害賠償請求権を留保する文言が盛り込まれています。
法的な観点から言えば、利用者が予約ボタンを押し、システムがそれを受理した時点で「施設利用契約」が成立しています。したがって、店舗側がその予約のために部屋を確保し、他の飛び込み客を断っていた場合、店舗側には得られるはずだった売上の逸失利益(消極的損害)が発生していることになります。
実務上、1時間〜数時間程度の一般利用で少額訴訟や弁護士を通じた請求を行うケースは極めて稀です。ただし、以下のようなケースでは話が別です。
- 大人数(10名以上など)でパーティールームを長時間押さえていた場合
- フードコースや特別料理などの発注が伴っていた場合
- 同一アカウントから複数店舗・複数部屋を重複予約し、意図的に放置した場合
これらは業務妨害や明確な債務不履行とみなされ、請求書送付や法的手続きへ発展した判例も存在します。「一般利用だから違約金は取られない」と安易に構えるのは禁物です。