ネット上の情報で散見される「お盆期間の東京はオフィス街が静まり返るため、都心デートや家族連れの穴場になる」という言説には重大な盲点があります。オフィスワーカーが不在となる丸の内や虎ノ門エリアであっても、大型複合商業施設内の飲食店やカフェは、近隣ホテル滞在者や都内居住者で終日満席が続きます。
さらに警戒すべきは、8月11日の天候急変(ゲリラ豪雨)に伴う屋内施設への人口流入です。雨天時、お台場や東京スカイツリータウン、六本木ヒルズなどの屋内エンタメ施設は、屋外フェスからの避難組が押し寄せ、通常比150〜180%の来館密度に跳ね上がります。
「雨だから屋内へ行こう」という判断は誰もが瞬時に下すため、当日券売場には長蛇の列が生じ、整理券の配布終了が午前中で確定することも珍しくありません。雨天リスクを見越すならば、繁華街の大規模施設ではなく、事前予約制のミニシアターや区立の近代美術館など、定員があらかじめ厳格に制限された施設を目的地に据えるのが賢明です。