酢乙女あいがアニメに初登場を果たしたのは、1999年11月12日放送の「嵐を呼ぶ園児・酢乙女あい登場だゾ」(原作コミックス第25巻)でした。東京都世田谷区の一等地に本邸を構える大富豪「酢乙女財閥」の令嬢でありながら、「庶民の生活を体験する」という名目でふたば幼稚園ひまわり組へと転入してきたのです。
転入初日からレッドカーペットを敷かせ、男子園児たちに自作のブロマイドを配って次々と虜にしていく魔性の魅力は、ひまわり組の勢力図を瞬く間に塗り替えました。風間トオル、佐藤マサオ、ボーちゃんといった主要メンバーが一瞬で骨抜きにされる中、唯一彼女に目もくれず、いつも通りマイペースにおバカな行動を貫いたのが野原しんのすけでした。この出来事こそが、彼女がしんのすけに激しい一途な恋心を抱く決定的なキッカケとなります。
キャラクターボイスを担当するのは、数々の名作ヒロインを演じてきた実力派声優の川澄綾子さんです。上品かつどこかトゲのあるお嬢様ボイスと、しんのすけの前だけで見せる甘く甲高いデレ声のギャップを見事に演じ分け、キャラクターの人気を不動のものに押し上げました。