館内に足を踏み入れた来訪者がまず息をのむ場所、それが総工費約1億円を投じて建設された通称「優美トイレ(1億円トイレ)」だ。自動ドアが開いた瞬間に漂う格調高いアロマの香り。床面には透明なガラス越しに清らかな流水と陶器の装飾が広がり、中央には自動演奏グランドピアノが優雅なクラシックの旋律を奏でている。
壁面を飾るのは、著名な陶芸家が手がけた豪華絢爛な陶板画だ。大任町のリーダーである永原譲二町長らの主導により誕生したこの空間は、完成当初こそ賛否両論の議論を呼んだ。しかし蓋を開けてみれば、その規格外のインパクトが強烈な集客力を生み出し、全国的な知名度を一気に押し上げる起爆剤となった。
清潔に磨き上げられた空間は、単なる話題作りに留まらない。徹底した清掃管理と行き届いたメンテナンスが施されており、見学に訪れた人々が思わず長居してしまうほどの居心地の良さを保ち続けている。