今大会の最大の呼び物となっているのが、今秋のプロ野球ドラフト会議で上位指名が有力視される超高校級のタレントたちだ。現地取材と関係者からの独自取材によって浮かび上がった戦力データは、驚くべき進化を物語っている。
青森山田の誇る大型右腕は、指先から放たれるストレートの回転数がプロ平均を凌駕し、スプリットの落ち幅も一段と鋭さを増した。ショートを守る主将は、左右への驚異的な守備範囲と50メートル5秒台の快足を誇り、スカウト陣の評価を決定的なものにしている。
対する八戸学院光星は、高校通算本塁打数を量産するクリーンアップの長打力に加え、最速148キロの剛腕サウスポーが君臨する。彼が投じるクロスファイヤーの威力は、全国の強豪校ですら捉えるのは至難の業だ。新基準バットの導入以降、芯で捉える技術とフィジカルの強靭さが如実に試されるようになったが、両校の主力打者たちは完全にその壁をクリアしている。個々の高い潜在能力が、チームの勝利という一つの目的のために研ぎ澄まされている。