ネット上の掲示板やSNSでは、「旭丘は自由だから誰でも伸び伸び過ごせる」「入試さえ突破すれば大学受験も安心」といった楽観的な言説が散見されます。しかし、現場のシビアな現実に目を向けると、そこには明確な盲点が存在します。
最大の誤解は、「自由=手取り足取りの指導がなくても自然に学力が伸びる」という思い込みです。旭丘高校は生徒の自主性を尊重するあまり、課題の強制提出や連日の小テストで生徒をがんじがらめに縛る管理型教育とは対極の位置にあります。そのため、「課題が出されないと自発的に勉強できない」「スケジュールを自己管理できない」タイプの生徒は、入学後に急速に学習進度から脱落してしまう危険を孕んでいます。
高校生活の早期に学力が低迷し、高校3年生になってから焦って予備校に駆け込むケースもゼロではありません。「自学自習の型」が身についていない生徒にとって、過度な自由はかえって迷走の原因になり得ます。自由を満喫しながら難関大合格を勝ち取っている生徒たちは、例外なく「自由の裏にある自己責任の重さ」を自覚し、自らの意思で勉強時間を確保しているのです。