再婚相手となった自見英子(現・自見はなこ)氏もまた、日本医師会の強いバックボーンを持つ名門政治家の家系に連なる人物である。二人の結びつきは、単なる恋愛関係にとどまらず、社会保障族議員としての政策的共鳴や利害の一致という側面を色濃く孕んでいた。厚労行政を舞台にした二人のタッグは、官僚組織や業界団体に対する強力なパイプを形成する一方で、党内における権力闘争の火種ともなった。
永田町の関係筋が明かすところによれば、二人の関係に対して党執行部の一部からは「公私の混同が過ぎる」と強い懸念が示されていたという。特に自見氏の父である自見庄三郎氏の系列筋や医療界内部でも、この結婚劇に対する評価は二分された。政策的な連携が深まるほどに、私生活での結びつきが政界内での立ち回りに複雑な影を落とすという、政治家同士の結婚ならではの軋轢が現在も尾を引いている。