杜の都が誇る二大イベントも、気象条件と密接に関わっている。夏の風物詩である「仙台七夕まつり」では、豪華絢爛な和紙の笹飾りが街を彩るが、雨は最大の天敵だ。主催者は気象庁や民間事業者のピンポイント天気予報を常時監視し、急な雨雲接近に合わせて保護ビニールを覆う迅速な判断を行っている。
一方、冬の定禅寺通を黄金色に染め上げる「SENDAI光のページェント」の時期は、氷点下近くまで冷え込む厳しい寒さが訪れる。澄んだ冬空はイルミネーションの美しさを際立たせる一方で、路面凍結のリスクを高める。季節ごとの空模様を正しく把握することが、仙台の風物詩を心から楽しむための隠れたコツといえる。