魅津希が単なる「日本国内の実力者」にとどまらず、世界レベルの総合力を身につけた最大の要因は、ニューヨーク州ロングアイランドに本拠を置くセラ・ルーゴ・ファイトチーム(Serra-Longo Fight Team)への所属です。
名伯楽レイ・ロンゴと元UFCウェルター級王者マット・セラが率いるこのジムは、元バンタム級王者アルジャメイン・スターリングや、現バンタム級王者メラブ・ドバリシビリらを輩出した、MMA界屈指の名門ファクトリーです。
当時のインタビューで魅津希は、言葉の壁や文化の違い、高額な生活費といったニューヨーク特有のハードルについて「最初は練習についていくだけで毎日精一杯だったが、チームメイトが家族のように受け入れてくれた」と述懐しています。
レスリングとグラウンドコントロールに絶対的な強みを持つ同ジムのカルチャーに溶け込んだことで、もともと鋭敏だった打撃スキルに加え、金網際での組みの攻防やスクランブル能力が飛躍的に進化しました。2026年現在も、世界王座を狙うトップアスリートたちと日々スパーリングを重ねており、この練習環境こそが彼女の最大の武器となっています。