鬼の絶対君主・鬼舞辻無惨直属の精鋭部隊が「十二鬼月」です。上弦の陸から壱、下弦の陸から壱の計12名で構成され、両目にはその位階を示す数字が刻まれています。100年以上にわたり顔ぶれが変わらなかった上弦と、実力不足から無惨に粛清された下弦の対比は、組織の苛烈さを物語っています。
【上弦の鬼】圧倒的な絶望を突きつける上位陣
・上弦の壱:黒死牟(CV:置鮎龍太郎)
始まりの呼吸の剣士・継国縁壱の実兄「継国巌勝」が鬼となった姿。武士としての矜持と弟への強烈な嫉妬を抱き、「月の呼吸」と変幻自在の刀身を用いた血鬼術で、無一郎・玄弥・実弥・悲鳴嶼の4名を極限まで追い詰めました。
・上弦の弐:童磨(CV:宮野真守)
万世極楽教の教祖であり、一切の感情を持たない虚無の怪物。粉末状の冷気を操る血鬼術を用い、かつて胡蝶カナエとしのぶの姉妹を殺害。しのぶの自らを囮にした猛毒散布と、カナヲ・伊之助の猛攻により討ち取られました。
・上弦の参:猗窩座(CV:石田彰)
強さを求め続ける孤高の武術家。術式展開による知覚と打撃技を極め、煉獄杏寿郎を死に追いやった張本人。人間時代の「狛治」としての記憶(病気の父、恩師・慶蔵、許嫁・恋雪)を炭治郎の拳によって呼び覚まされ、自らに技を放って自決を選びました。
・上弦の肆:半天狗(CV:古川登志夫ほか) / 新・上弦の肆:鳴女(CV:井上喜久子)
感情ごとに分裂する厄介極まりない能力を持っていた半天狗。後任となった鳴女は、琵琶の音で無限城の空間を自在に操作する転移能力で鬼殺隊を翻弄しました。
・上弦の伍:玉壺(CV:鳥海浩輔)
壺から壺へと移動し、水や魚類を模したグロテスクな芸術を標榜する異形の鬼。刀鍛冶の里編において、記憶を取り戻し痣を発現させた時透無一郎によって単独撃破されました。
・上弦の陸:堕姫(CV:沢城みゆき)& 妓夫太郎(CV:逢坂良太) / 新・上弦の陸:獪岳(CV:細谷佳正)
吉原遊郭に潜んでいた兄妹の鬼。2人同時に頚を刎ねなければ倒せない特異性を持ち、宇髄や炭治郎たちを壊滅寸前まで追い詰めました。欠員後に上弦へ昇格した獪岳は、善逸の兄弟子でありながら鬼へ身を落とした裏切り者です。
【下弦の鬼】那田蜘蛛山の激闘と無惨による粛清
下弦の鬼で特筆すべきは、下弦の伍・累(CV:内山昂輝)です。偽りの家族関係を築いて山を支配していた累との戦いは、炭治郎がヒノカミ神楽に覚醒し、義勇が「凪」を披露する転換点となりました。その後、柱に次々と敗れる下弦の不甲斐なさに激怒した無惨によって、下弦の壱・魘夢(CV:平川大輔)を除く全下弦が理不尽に解体(惨殺)されるという、読者に戦慄を与えた「パワハラ会議」へと繋がります。