朝の報道番組や現場中継で視聴者の信頼を集める依田司気象予報士は、長年の現場取材と気象解説の経験から、台風接近時の情報収集における「落とし穴」を指摘する。気象予報士としての専門的見地から彼が警告するのは、画面上の進路予測図の「線」だけに囚われてしまう危険性だ。
「予報円の中心を通る線は、台風が確実に通るルートではありません。円が大きければ大きいほど予報の不確実性が高く、円の外側であっても猛烈な風雨に見舞われるリスクは十分にあります」と専門家たちは口を揃える。依田司氏のような第一線の解説者が強調するように、画面の数値や色分けの背後にある「最悪のシナリオ」を想定し、警報が出される前段階から行動を起こす姿勢こそが、災害時の明暗を分けるのだ。