本殿参拝後に必ず立ち寄りたいのが、本殿北西に位置する「阿呆賢(あほかし)さん」と呼ばれる神占石です。この今宮神社 阿呆賢さん 重軽石には古くから伝わる参拝作法があります。
まず石を手のひらで軽く3回叩いて持ち上げ、重さを確認します。その後、石を優しく3回撫でてから心の中で願い事を念じ、再び持ち上げます。このとき「最初に持ち上げた時よりも軽くなった」と感じられれば、願い事が速やかに成就すると伝えられています。また、病気平癒を願う場合は、病気のある部位を撫でた手で石を撫で、再びその手で患部を摩ると回復が早まると信仰されています。
さらに、毎年4月第2日曜日に斎行される今宮神社 やすらい祭 奇祭は、太秦の牛祭、鞍馬の火祭と並ぶ「京都三大奇祭」の一つです。桜の花散る時期に発生しやすい疫病を鎮めるため、花傘を中心に赤毛の鬼たちが鉦(かね)や太鼓に合わせて踊り狂う雅かつ激しい祭礼で、重要無形民俗文化財にも指定されています。この花傘の下に入ると1年間無病息災で過ごせると伝わり、当日は多くの地元住民と観光客で境内が埋め尽くされます。