「包丁を握って何玉もスライスする時間すらない」「今夜のうちにとにかく3玉片付けたい」という切迫した場面で真価を発揮するのが、加熱によるカサ減らしを利用したスピード調理です。
まず試すべきは、包丁作業を極限まで削ぎ落としたレンジで簡単玉ねぎレシピです。玉ねぎの皮をむき、上下のヘタを落として十字に深さ半分ほどの切り込みを入れます。耐熱ボウルに並べ、バターをひとかけらずつのせ、軽くラップをかけて600Wのレンジで1玉あたり約5〜6分加熱します。箸がスッと通る柔らかさになったら、ポン酢や醤油、削り節をかけるだけで、玉ねぎ本来の甘みが爆発する極上の温野菜小鉢が完成します。
もう一つの決定打が、汁ごと旨味を閉じ込める玉ねぎスープ大量消費です。粗みじんに切った玉ねぎ2〜3玉分をオリーブオイルでサッと透き通るまで炒め、ベーコンやトマト缶、コンソメキューブ、水とともに鍋でコトコト15分煮込みます。煮込むことで玉ねぎは驚くほど縮み、鍋いっぱいにあった野菜が一瞬で胃袋へと収まります。このスープベースは冷蔵で4日間保存できるほか、カレールーを溶かせば即座に無水風カレーへ変身するため、作り置きのバリエーションとして隙がありません。