MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用して他社へ移籍する際、長年親しんだアドレスを手放したくないユーザー向けに提供されているのがキャリアメール持ち運びサービスです。この仕組みを利用すれば、乗り換えメールアドレス変更による連絡先の総入れ替えという膨大な作業を回避できます。
大手キャリア各社のメール持ち運びサービス料金は、基本的に月額330円(税込)に設定されています。auやソフトバンクでは年間一括払いのプラン(年額3,300円・税込)も用意されており、長期利用時の割安感を出しています。楽天モバイルも「楽メール」の持ち運びに対応しており、回線解約後も同様に利用可能です。
最大の注意点は、申し込み期限の厳守です。各社ともにキャリアメール解約後の申し込み期限を「回線解約から31日以内」と定めています。この猶予期間を1日でも過ぎるとサーバー上のメールデータおよびアドレスの利用権利が完全に消滅し、二度と復元できなくなります。格安SIMメール引き継ぎを検討している場合は、回線切替手続きの完了直後に持ち運びサービスへ加入するスケジュールを組む必要があります。