日本の政治体制である「議院内閣制」において、政党は大きく与党と野党の2つに分かれます。この区分を決める基準は非常に明快です。
与党(よとう)とは、国会で内閣総理大臣を指名し、実際に内閣を組織して国の行政を動かしている政党です。一方の野党(やとう)とは、政権を担当していないすべての政党を指します。漢字の「野」には「民間の立場」「朝廷(政府)の外」という意味があり、政権の外側から政治に関与する立ち位置を示しています。
日本の国会では、衆議院と参議院の両院でそれぞれ選挙が行われます。単一の政党が議席の単独過半数を獲得できない場合、複数の政党が協定を結んで政権を担当する連立政権が組まれます。この連立政権に加わっている党はすべて与党となり、そこから外れている党がすべて野党となります。
特に衆議院における議席の力関係は決定打となります。与党が過半数を大きく超えていれば政府提出法案はスムーズに可決されますが、与党が過半数ギリギリ、あるいは過半数割れ(少数与党)の状態に陥ると、野党の合意を取り付けなければ予算や法律を1つも通せなくなります。2026年現在の政治局面において野党の動向が連日トップニュースで報じられるのは、まさにこの議席バランスがもたらす力学によるものです。