今回の障害を引き起こした主な要因は、気温変動に伴う「湿った雪(着雪)」と猛烈な吹き荒れだ。重みのある湿雪が電線に付着すると、ガロッピング現象と呼ばれる電線の異常振動が発生する。これが原因で電線同士が接触してショートを起こしたり、送電鉄塔や電柱が自重に耐え切れず倒壊するトラブルが多発している。
山間部では深雪によって作業車両の通行が困難を極めており、現場へのアプローチすら阻まれるケースが少なくない。道内の電力インフラは広大な面積を長大な送電網でカバーしているため、たった一箇所の幹線トラブルが広い地域への途絶に直結しやすい構造的な弱点も抱えている。