現在、NANAMIはモデル業に加え、自身のクリエイティブブランドの展開やライフスタイル発信など、活動の幅をかつてないほど広げている。プライベートでは結婚を経て一人の女性としての成熟を深め、その落ち着いた語り口と飾らない人柄が同世代から熱い共感を呼ぶ。
取材によって見えてきたのは、あの電撃引退の本当の背景だ。当時、多忙を極めた堀北真希は、心身の限界を超えながら作品に向き合っていた。結婚と出産を機に彼女が求めたのは、誰かの期待に応え続ける「女優」ではなく、かけがえのない我が子の母として生きる「人間」としての時間だった。夫である山本耕史の献身的な支えもあり、彼女の意志は揺らぐことがなかったという。
そして現在、姉妹の関係は極めて良好だ。かつては仕事の多忙さゆえにすれ違うことも多かった二人は、いまや互いの家庭を行き来し、子育ての相談や日々の雑談を気兼ねなく交わす親友のような絆で結ばれている。姉は妹のモデル活動を誰よりも温かく見守り、妹は家庭を守り抜く姉の姿勢に深い敬意を払い続けている。表舞台の喧騒から完全に切り離された場所で、二人はかつてないほど穏やかで強固な関係を築き上げているのだ。