完全無欠に見える建築家タイプにも、明確なアキレス腱が存在する。最も顕著な弱点は、他者の感情機微に対する無関心と、妥協を知らない完璧主義だ。相手の感情的な訴えを「非論理的」と一刀両断してしまい、無自覚のうちに周囲を傷つけ、孤立を深めてしまうケースが後を絶たない。
また、自らの内省的なヴィジョンに過度に没入するあまり、現実の細部や突発的な偶発事象への対応が遅れることもある。頭の中の完成図が完璧であればあるほど、現実の泥臭い調整作業に強いストレスを感じてしまうのだ。
そんな建築家タイプにとって、最良のパートナーとなるのはどのような存在か。相性の観点で見ると、外向的直観を持ち、知的好奇心旺盛で柔軟な発想をもたらす「ENFP(広報運動家)」や「ENTP(討論者)」との組み合わせは極めて刺激的だ。彼らの奔放なアイデアを建築家が構造化し、建築家の堅固な殻を彼らが温かく打ち破る。相互補完のケミストリーが生まれたとき、建築家の閉ざされた扉は開き、真のシナジーが発揮される。