この小さな波を取り込もうと動き出したのは、ファストファッションや100円ショップだけではない。ハイエンドなラグジュアリーメゾンから、世界的ヒットを記録するアニメのアニメーションスタジオまで、あらゆる業界がこの5センチ足らずのキャンバスに熱狂している。
数十万円のバッグを展開するブランドが、数千円から数万円の価格帯でロゴ入りクリップを投入したところ、Z世代へのエントリーアイテムとして爆発的にヒット。一方、キャラクターIP(知的財産)市場にとっても、顔のすぐ横に配置される前髪クリップは「最強の推し活グッズ」となった。コンパクトで集めやすく、日常生活で自然に使える点が、ファンの購買意欲を強烈に刺激している。