同じツボを押しても、やり方ひとつで結果は天と地ほど変わる。現場の鍼灸師やボイストレーナーが実践している「3大原則」を押さえておこう。
第一に、「深呼吸との同期」である。ツボを押すときは必ず息を細く長く吐き出し、緩めるときに息を吸う。副交感神経が優位になり、筋肉の弛緩速度が倍増するからだ。第二に、「押し角度の微調整」だ。ただ垂直に押すのではなく、ズーンと響くポイントをミリ単位で探ぐり当てる感覚が欠かせない。第三に、「水分の同時補給」だ。ツボ押しで血流を促した直後に、常温の水やぬるま湯を一口含んでゆっくり飲むことで、潤った声帯粘膜に効率よく血液と水分を行き渡らせることができる。