かつて世間を驚かせた長女の誕生から歳月が流れ、第一子はすでに多感なティーンエイジャーへ、2017年に誕生した長男も少年期へと成長を遂げた。かつて東京で暮らしていた一家がアメリカ・ハワイ州へ生活の軸足を移したのは、子供たちに「多様な価値観が当たり前に存在する環境」を手渡すためだった。
ハワイでの暮らしは、東京の喧騒とは対照的だ。朝は心地よい貿易風を感じながら登校し、放課後は大自然の中で身体を動かす。通学先として選ばれたのは、個人のアイデンティティと主体的な対話を何よりも重んじるトップクラスのインターナショナルスクールである。画一的なカリキュラムに子供を当てはめるのではなく、個々の好奇心を伸ばすプロジェクト型の学習スタイルが採用されている。
最新の教育方針においてふたりが一貫して重視しているのは、「自分で選択し、その結果に責任を持つ力」だ。日常の些細な決断から進路に関わる選択まで、親が先回りしてレールを敷くことはない。家庭内では英語と日本語が自然に交わされ、言語の壁を軽々と越える柔軟な思考力が日々の暮らしの中で磨かれている。