雄大な角田山を背景に抱く地形は、ネイチャー・ランドスケープ写真の愛好家にとって尽きない創作のインスピレーションを与えてくれる。近年ではInstagramなどのソーシャルメディアを通じてその構図の美しさが拡散され、海外のトラベルフォトグラファーからも熱い視線が注がれている。
定番の構図は芝生広場から見上げるアングルだが、通が好む穴場は潟の北西側に位置する木道エリアだ。風が止む早朝のわずかな時間、鏡のような水面に桜の淡いピンクと角田山の稜線が上下対称に映り込む「逆さ角田」の瞬間が訪れる。また、望遠レンズを用いて遠方の山肌と手前の菜の花を圧縮して切り取ると、幾重にも重なるレイヤー感が際立ち、絵画のような重厚な一枚に仕上がる。