液晶およびOLED市場における最大の脅威は、中国・台湾のメガパネルメーカーによる圧倒的な生産能力と国家的な補助金を背景とした価格攻勢だ。BOEやCSOTといった巨頭との力勝負に挑めば、再び泥沼の赤字に転落することは目に見えている。
JDIが選んだ道は、ニッチかつ超高性能なセグメントへの徹底的な特化(差別化戦略)である。また、米中対立に伴うサプライチェーン再構築の動きの中で、日米欧のクライアントが地政学リスクを回避するために「脱中国パネル」を模索する動きも、同社にとって追い風となり得る。市場のニッチをいかに独占できるかが試されている。