趣里がここまで多くの人々を惹きつけるのは、連続テレビ小説での圧倒的なパフォーマンスがあったからに他ならない。劇中での歌唱とダンス、泥臭くも力強い生き様は、日本中の視聴者に鮮烈な記憶を刻みつけた。彼女の所属するトップコートは、菅田将暉や松坂桃李など、個性と実力を兼ね備えた役者が揃う芸能事務所。趣里もまた、事務所の看板女優として独自のポジションを確立している。
仕事が途切れることなく舞い込む多忙な日々の中にあっても、彼女自身の軸は全くブレていない。「仕事に追われて私生活を犠牲にするのではなく、豊かな人生経験をすべて芝居の糧にする」というスタンスは、まさに円熟味を増した表現者のそれだ。結婚という人生の大きな選択も、女優としての表現をさらに深める契機になると捉えているフシがある。