つば九郎の最大の魅力といえば、世相をぶった斬る毒舌フリップ芸と、マスコットの常識を覆す自由すぎる言動です。芸能人のスキャンダル、政治家の失言、他球団の補強事情、さらには自チームの契約問題まで容赦なくネタにします。
なぜここまでの暴走が許されるのか、その理由はヤクルト球団および球界全体との揺るぎない信頼関係にあります。
つば九郎の毒舌は、単なる悪口ではなく、必ず絶妙なユーモアと「野球愛」「相手へのリスペクト」が根底に流れています。歴代の監督たち(野村克也氏、若松勉氏、高津臣吾監督など)もつば九郎の存在を特別なものとして認め、ベンチ裏でのコミュニケーションを大切にしてきました。球団側も「つば九郎のやることに口出しはしない」という方針を貫いており、この絶対的な信頼関係があるからこそ、他のマスコットには決して真似できない切れ味鋭いエンターテインメントが成立しています。