現在の彼のシャープな立ち振る舞いや、時代劇で見せる美しい殺陣の技術。その源流は、小学校1年生から中学校3年生まで続けた剣道にある。関東大会で優秀選手に選ばれるほどの実力者であり、段位は二段。しかし、その道のりは決して楽しいことばかりではなかった。
母親の勧めで始めたものの、稽古は厳しく、何度も「辞めたい」と泣いたという。それでも9年間やり抜いた経験は、彼の精神力を極限まで鍛え上げた。理不尽な練習に耐え、礼儀作法を叩き込まれた日々。この時培われた強靭な体幹とブレない集中力が、後に過酷な撮影現場を生き抜くための最大の武器となる。