多くの患者が集まる大規模病院である以上、SNSやネット掲示板で話題に上ることも少なくない。過去には待ち時間の長さや診療時のコミュニケーションをめぐり、一部の投稿が拡散されて「炎上」と騒がれたケースも散見される。こうしたネットの摩擦は、一体なぜ起きてしまうのか。
噂の真相を探ると、そこには急性期病院ならではの構造的要因が存在している。重症患者を最優先で処置するトリアージ体制が敷かれているため、軽症患者の待ち時間が想定以上に伸びてしまう時間帯があるのだ。現場スタッフの説明不足や患者側の焦りが重なった結果、感情的な書き込みがネット上で増幅されたというのが実情に近い。病院側も受付窓口の案内改善や待ち時間表示システムの最適化を進めるなど、摩擦を減らす工夫を重ねている。