地方の農業改革を議論する上で、政治の動きも見逃せない。かつて農林部会長として農政改革に切り込んだ小泉進次郎氏は、地域の潜在能力を引き出すキーパーソンとして全国の農家と対話を重ねてきた。同氏が関心を寄せる先進的な事例は、地域全体の経済を回す駆動源として脚光を浴びている。
その象徴とも言えるのが、政府主導の地方創生モデル事業プロジェクトだ。資金面や経営ノウハウの不足に悩む地方の農園に対し、専門家の派遣やデジタル技術の導入支援を実施。これにより、衰退が懸念されていた中山間地域の農園が、一気に年間数万人が集まる超人気エリアへと変貌を遂げるドラマが各地で生まれている。