小林裕介の出演アニメまとめを振り返ると、彼が担当する役柄の幅広さと、それぞれの作品に残した爪痕の深さに圧倒されます。なかでもファンの脳裏に刻み込まれているのが、以下の金字塔的タイトルです。
『Re:ゼロから始める異世界生活』ナツキ・スバル役
小林裕介の名を世界的なものにした決定作。幾度となく死を繰り返し、絶望と狂気に呑まれながらも運命に抗うスバルの姿を、過呼吸寸前のリアルな演技で体現しました。アフレコ現場では酸欠で倒れそうになりながらマイクに向かい、喉の奥から絞り出す慟哭は「聴いているだけで胸が締め付けられる」と世界中の視聴者を震撼させました。2017年の第11回声優アワードで新人男優賞を獲得した原動力でもあります。
『Dr.STONE』石神千空役
スバルの泥臭さとは対照的に、科学の力でゼロから文明を取り戻す天才科学少年・千空を熱演。「唆るぜ、これは」という決め台詞に代表される通り、膨大な情報量のセリフを極めて明瞭な滑舌とテンポ感で繰り出します。超人的な頭脳を持ちながらも仲間を誰よりも信じる熱さを、シャープなハイトーンボイスに乗せて見事に描き出しました。
『炎炎ノ消防隊』アーサー・ボイル役
自称「騎士王」という妄想癖全開のマイペースなキャラクターでありながら、剣を振るう瞬間の圧倒的な格好良さのギャップを魅力的に構築。知性派から愚直な騎士、さらには『アルスラーン戦記』の心優しき若き国王アルスラーンまで、多面的な役柄を変幻自在に演じ分ける技術は業界内外で高く評価されています。