近年、日帰り温泉の評価基準として泉質と同等以上に注視されているのがきつねうち温泉 サウナのスペックです。郊外の公設保養施設というと「サウナはおまけ程度」「ぬるいスチームサウナのみ」といった先入観を持たれがちですが、きつねうち温泉は本格派のドライサウナを完備しています。
室温はおおむね88℃~92℃前後をキープ。木張りの室内は適度な湿度があり、ヒーターからの輻射熱がダイレクトに身体を温めて短時間で深部体温を上昇させます。収容人数は6〜8名程度とコンパクトながら、地元常連客のマナーも落ち着いており、騒音のない静寂のなかで自分と向き合うサウナ浴が可能です。
特筆すべきはサウナ室のすぐ脇に設けられた水風呂です。チラーで強烈に冷やされた都市型サウナの12℃といった極冷水ではありませんが、地下水由来の滑らかな水質が特徴で、体感温度は18℃~20℃前後。肌への刺すような痛みがなく、羽衣がすっと形成されるため、サウナ初心者から年配の常連客まで無理なくクーリングできます。露天スペースこそないものの、浴室内のベンチや洗い場での適度な休憩により、極上の「ととのい」へ到達できます。