多くのファンを魅了し続ける仮面ライダーバース・デイの初登場は、テレビシリーズ第26話「アンクと若と全武装」です。鴻上生体研究所が開発した戦闘支援ユニット「バース・CLAWs(クローズ)」全6種類を同時に身に纏ったこの形態は、仮面ライダーオーズのコンボ形態にも引けを取らない圧倒的な存在感を放ちました。
劇中においてバースは本来、戦況に応じてドリルやクレーンなどのパーツを単体喚装して戦う戦術的運用が想定されていました。しかし、巨大ヤミーをはじめとする強敵を前に、すべてのユニットを一度に接続するという荒技を敢行。これが「バース・デイ」と呼ばれる形態です。全身から放たれる重厚なメカニカルサウンドと、無骨なスチールグリーンとシルバーが融合したビジュアルは、平成仮面ライダーシリーズにおける「強化フォーム」の概念を大きく覆すインパクトを与えました。
続く第27話や、終盤の激戦である第44話、さらには映画『MOVIE大戦MEGA MAX』など要所での登場回において、戦況を単機で打開する文字通りの「決戦兵器」として機能。オーズの放つ幻想的なコアメダルの力とは異なり、人類の科学技術が到達した泥臭い限界点を示す姿として、ファンの記憶に深く刻まれています。