ここからは、旅程表や見出しの横に添えるだけで一気に修学旅行の雰囲気を醸し出す定番モチーフについて、修学旅行のイラストを簡単に仕上げる手順の詳細まとめを解説します。どれも下書きなし、ボールペン一発描きでも失敗しにくい3〜4ステップの構成です。
まず、長距離移動の象徴である修学旅行の新幹線のイラストを簡単に描くステップです。先頭車両の複雑な曲面をリアルに再現しようとすると十中八九歪んでしまいます。ポイントは「横長の長方形」と「流線型のくちばし」の組み合わせです。
① 水平に走る台形の先端に、少し丸みを帯びたくちばし状のノーズを付け足します。
② 運転席の窓を横長の平行四辺形でキリッと配置します。
③ 客席の窓を等間隔に並んだ角丸の四角形で3〜4個描きます。
④ 車体下部に太い平行線を1本引き、先端にスピード感を表す2本の短い風切り線を添えれば完成です。
次に、公益財団法人日本修学旅行協会の最新データでも常に目的地ランキング上位を占める修学旅行の京都や奈良のイラストです。寺社仏閣や伝統的なランドマークは、パーツを記号化して捉えます。
五重塔を描く場合、垂直な中心線を引き、下から上に向かって少しずつ幅が狭くなるように「浅い傘のような屋根」を5枚重ねます。最上部にアンテナのような「相輪(そうりん)」を縦線と小さな輪で描き足すだけで、誰が見ても京都とわかるアイコンになります。
また、奈良の鹿を描く際は、卵形の輪郭に大きな耳を2つ付け、頭の上に短いツノを描きます。目はあえて点にせず「笑っているような下向きの半円」にし、頬に斜線を入れて赤らめることで、女子生徒や小学生にも好まれる愛らしいキャラクターに早変わりします。