高校ダンス界のレベルは年々飛躍的に向上している。単にストリートダンスの技を競い合う時代は過ぎ去り、現代のダンス部には作品としての完成度、ストーリー性、さらには衣装や音楽の選定に至るまで総合的なプロデュース力が求められる。京都文教高校ダンス部は、まさにその現代高校ダンスの最先端をひた走る存在だ。
彼らの真骨頂は「集団美」と「個の技術」の高度な融合にある。数十人が一丸となって踊るビッグクラス(大人数部門)においても、一人ひとりの指先まで神経が行き届いている。個々のダンサーが放つ強烈な個性が、チーム全体というひとつの大きな生命体へと昇華する瞬間、観客は息をのむ。