同店の暖簾をくぐる来訪者の約7割が注文するのが、看板メニューである生しらすを軸にした丼メニューです。大洗を訪れるなら絶対に外せないおすすめ人気メニューの構成と、それぞれの特徴を整理しました。
第一の主役は、何と言っても「生しらす丼」です。ご飯が見えないほど敷き詰められた半透明のしらすは、一匹一匹の輪郭がピンと立ち、口に運ぶと心地よい弾力とほのかな海の甘みが広がります。生臭さは皆無で、生姜醤油を軽く回しかけるだけで米が止まらなくなる逸品です。
しかし、常連客やリピーターの間で最も注文率が高いのは、実は「2色丼(生しらすと釜揚げしらすの相盛り)」です。ふっくらと塩気控えめに茹で上げられた釜揚げしらすの豊かな旨味と、ぷりぷりとした生しらすの食感のコントラストは、最後の一口まで飽きさせません。
さらに、同店の真骨頂を味わうなら「かあちゃん御膳」や「煮魚定食」も見逃せません。肉厚のカレイやヒラメを地元の濃口醤油と酒、生姜で骨まで旨味が染みるように煮付けた一皿は、漁師飯ならではの力強さに満ちています。小鉢に添えられる手作りの煮物や、出汁の効いた熱々のみそ汁を一口啜れば、観光客向けに形骸化した商業施設との圧倒的な違いを舌で実感できます。