乗り換え時間を狂わせる最大のボトルネックは、歩行速度ではなく「きっぷの処理と改札機」に潜んでいます。乗り換え改札口で警告音が鳴り響き、ゲートに阻まれて立ち往生する利用者の姿は名駅の日常茶飯事となっています。
JR線と近鉄線を直結する名古屋駅近鉄連絡改札口は、非常に便利な設備である反面、通れる乗車券の組み合わせに厳格なルールが存在します。
最もトラブルが多いのが、新幹線の紙切符と交通系ICカード(manaca、Suica、TOICAなど)の併用パターンです。新幹線乗車券と近鉄の乗車券がそれぞれ紙切符である場合は、2枚重ねて投入口に入れれば通過できます。しかし、「新幹線はスマートEX(IC乗車)で、近鉄はICカードで入場する」といったケースでは、改札機のタッチ判定が二重読み取りエラーを起こす事象が頻発しています。駅係員の窓口には常に処理待ちの列ができており、ここで引っかかると3分以上の足止めを余儀なくされます。
また、名古屋駅新幹線近鉄きっぷ買い方においても大きな罠が存在します。近鉄名古屋駅から発着する名阪特急「ひのとり」や伊勢志摩ライナー、観光特急「しまかぜ」を利用する場合、乗車券のほかに「特急券」が必要です。近鉄改札外にある特急券自動券売機や窓口は、週末を中心に長蛇の列が発生します。券売機に並んだ時点で「乗り換え5分」の可能性は完全に潰滅します。
ここでの賢明な回避策は、乗車前にスマートフォンから「近鉄電車チケットレスサービス」にアクセスし、あらかじめ座席指定を済ませておくことです。特急券をデジタル化しておけば、改札機には通常の交通系ICカードをタッチするだけで通過でき、一切の待機時間なしで名古屋駅近鉄特急乗り場行き方(地下改札から直進して1〜5番線ホームへ進むルート)へと直行できます。