Q1:除籍になった場合、これまでに修得した単位はすべて消えてしまいますか?
A1:単位そのものが無効化されて消滅することはありません。大学在学中に正規に合格・取得した単位は、学校教育法に基づく成績原簿に記録されており、他大学への編入や通信制大学での単位認定に活用できます。ただし、未納分の学費が残っている場合、大学によっては費用の精算が完了するまで「単位修得証明書」の発行を留保する運用をとることがあるため、教務課への確認が必要です。
Q2:履歴書に「除籍」ではなく「中途退学」と書いたら経歴詐称になりますか?
A2:実務上、履歴書に「〇〇大学〇〇学部 中途退学」と記載すること自体が直ちに違法な経歴詐称に問われる可能性は極めて低いです。自主退学も除籍も、学歴の客観的ステータスとしては「大学を卒業せず途中で辞めた(高卒)」という点で共通しているためです。ただし、入社手続きで「除籍証明書」の提出を求められた際や、面接で中退理由を尋ねられた際に嘘をつくと、虚偽申告として内定取消や懲戒処分の対象となるリスクがあります。事実に即した誠実な説明を準備しておくことが不可欠です。
Q3:学費が期日までにどうしても用意できません。除籍を今すぐ回避するにはどうすればいいですか?
A3:今すぐ大学の「学生支援課」「教務課」「財務課」などの窓口へ直接出向いてください。期日前であれば「授業料延納願」や「分納願」を提出することで、支払期限を数カ月先まで延長できます。すでに納付期限が過ぎて督促状が届いている段階であっても、除籍発令日(教授会の決議日)の前であれば、誓約書を書くことで猶予されるケースがあります。何より危険なのは「連絡を絶つこと」です。
Q4:除籍通知書が届いてしまいました。もう元に戻ることは絶対に不可能ですか?
A4:大学の学則に定められた期限内(通常は除籍通知から2週間〜3カ月以内)であれば、「復籍」という手続きによって元の学籍に戻ることが可能です。この場合、未納分の授業料全額と、数万円程度の復籍手数料を納付する必要があります。復籍可能期間を過ぎてしまうと「再入学選考」を受け直す必要があり、難易度も費用も跳ね上がるため、通知が届いたら1日でも早く大学の教務係へ連絡してください。