高崎高島屋の生命線とも言えるのが、地下1階の「デパ地下(食料品フロア)」と6階の催事場で繰り広げられる物産展の熱気です。平日の午前中からエスカレーターを降りていくと、芳醇なパンの香りや出汁の匂いとともに、丁寧な接客の声が響き渡ります。
デパ地下には、全国区の有名スイーツ店や老舗惣菜店が並ぶ一方、地元・群馬の味覚を取り揃えた特設コーナーも常設されています。地域住民の手記やSNS上の投稿でも、「特別な手土産や親族の集まりで持参するお菓子は、やはり高島屋の包装紙で包まれたものでないと格好がつかない」という声が根強く聞かれます。スーパーマーケットやコンビニエンスストアでは決して代替できない贈答文化の砦としてのステータスが、ここにあります。
さらに、館内が年間で最も熱狂に包まれるのが6階の催事イベントです。春・秋に開催される「北海道物産展(大北海道展)」では、開店前から西口デッキに入場を待つ長蛇の列が形成されます。海鮮弁当の実演販売や限定ラーメンのイートイン、搾りたてミルクを使ったソフトクリームを求める客で通路は埋め尽くされ、売り切れランプが次々と灯る光景は圧巻です。現地バイヤーが直接仕入れた新鮮な海の幸やスイーツは、群馬にいながらにして北の大地を体感できる貴重な機会として圧倒的な支持を獲得しています。
また、年明け1月下旬から2月14日にかけて開催されるバレンタイン催事「アムール・デュ・ショコラ」も見逃せません。世界的なショコラティエの逸品や直輸入チョコレートが一堂に会し、自分へのご褒美チョコを探す女性客やカップルで賑わいます。お中元・お歳暮のギフトセンター開設時期も含め、これらの季節限定イベントは高崎市民の年中行事として完全に定着しています。