サワラをお造りで楽しむ際、最大の障壁となるのが「皮の薄さ」です。タイやヒラメのように包丁をまな板に押し付けて皮を引こうとすると、皮が途中で破れたり、最も脂が乗っている皮下脂肪ごと削ぎ落としてしまったりします。
さわら 刺身 皮引きを行う場合のプロの裏ワザは、「包丁を動かすのではなく、皮側をペーパーでしっかり掴んで引っ張る」ことです。刃を斜めに寝かせて固定し、皮を左右に小さく揺らしながら手前に引くことで、銀皮を残した美しい刺身に仕上がります。
しかし、現代の和食界で最も推奨されるスタイルは、皮を引かずに香ばしさを引き出す「焼き霜造り」です。絶品のさわら 炙り 作り方の手順は極めて合理的です。三枚におろしてサク取りしたサワラの皮目に軽く塩を振り、バーナーの強火で一気に皮が縮んで脂がプツプツと泡立つまで炙ります。炙った直後は氷水につけず、バットに乗せてラップをかけ、冷凍庫または冷蔵庫で急冷します。氷水に落とすとせっかくの脂の旨みと焼きの香ばしさが水中に逃げてしまうため、冷風で冷やすのがプロの共通認識です。
生食を扱う上で絶対に軽視できないのが、さわら 寄生虫 注意点です。特にサワラの内臓周囲や筋肉部にはアニサキス幼虫が寄生している可能性があります。確実なさわら アニサキス 処理として、以下の厚生労働省ガイドラインおよび現場の衛生基準を遵守してください。
- 迅速な内臓処理:魚が死亡した後、内臓のアニサキスは筋肉中へ移行するため、入手後ただちに内臓を除去する。
- 徹底した目視確認:サク取りの段階で、LEDライトや蛍光灯の光に透かしながら白く丸まった虫体がいないか入念にチェックする。
- 冷凍または加熱:不安がある場合は、マイナス20℃以下で24時間以上冷凍してから解凍して調理するか、中心部までしっかり加熱(60℃で1分以上)する。
なお、サワラの筋肉内に米粒大の白い塊(テンタクラリア等のシスト)が見つかることがありますが、これらは人体に無害とされています。ただし、食感や見た目を損なうため、見つけ次第包丁の先で丁寧に取り除いてください。