オーガニックコットンやリネン、シルクといった天然繊維をベースに、柿渋や藍などの植物由来の染料で染め上げる。化学薬品に頼らない製法は、環境負荷を最小限に抑えるだけでなく、使用する人に安心感をもたらす。素肌に触れたときの心地よさは、合成繊維の追随を許さない。
日光や空気に触れ、年月を重ねるごとに色は深みを増し、柔らかさを増していく。ジーンズのように「経年変化(エイジング)」を楽しむ文化が、リビングアイテムやアパレル雑貨にも広がっている。新品の状態が最高なのではなく、使い込むことで完成形に近づいていく。この時間軸の捉え方こそが、大量消費社会に対する最も強力な対案となっている。