現在稼働している現役最古の国産コースター、正式名称「ローラーコースター (浅草花やしき)」が誕生したのは1953年(昭和28年)のことだ。終戦から間もない復興期、娯楽を求める人々のために立ち上がったのが、東横落語会や遊具開発に携わった名物プロデューサー・重成旗兵衛であった。
限られた敷地面積の中で、いかにしてスリルと興奮を生み出すか。重成らの知恵と執念が結実した設計は、70年以上が経過した現在も頑丈に動き続け、日本のモノづくり技術の高さを今に伝えている。今や日本のみならず世界のアミューズメント史においても貴重な文化遺産と言えるだろう。